堀越隆一公式サイト 作曲家、堀越隆一の公式サイト。1976年のデビュー以降、数々の作品を発表する傍ら、編曲、指揮、評論を始め、後進育成の為のアルエム弦楽合奏団の設立、音楽を愛する人に最良の空間を提供するすみだチェリーホールの運営など多岐に渡る活動を展開。最新の活動情報、チケットや楽譜の販売など、随時更新していますので、ぜひお立寄り下さい。

映画

弦楽器奏者で (チャーリーとチョコレート工場)

弦楽器奏者で (チャーリーとチョコレート工場)

弦楽器奏者で    ベスト10を挙げろと言われたら、僕の場合文句なしにジョルディ・サヴァールJordi Savall を入れる.筆頭かどうかは分からないが、ベスト5といわれてもこれは変わらない。音楽家としても同じで彼の主催するエスペリオンXXI(創立当時はXXだった)、ソリストとしての活動、指揮...

そうなければならぬ(ES MUSS SEIN!)・・・のか? 

そうなければならぬ(ES MUSS SEIN!)・・・のか? 

そうなければならぬ(ES MUSS SEIN!)・・・のか?    孫引きで恐縮だが、カート・ヴォネガットJr.によると作家はゴリゴリ型とスイスイ型の二つのタイプに分類出来るそうだ。スイスイ型は、まず出たとこまかせに、思いのままをスイスイ書いて行く。一方ゴリゴリ型は一度にワン・センテンスずつ書き...

P.バーホーヴェン『トータルリコール』

P.バーホーヴェン『トータルリコール』

P.バーホーヴェン『トータルリコール』   1991年2月8日   P.バーホーヴェン『トータルリコール』を観る。良くできた娯楽作品だが、期待していたほどではなかった。シュワルツネッガーも思ったほど演技も台詞も上手くなっていない。多分日本の映画だったら、このようなイントネーションでは主役はと...

『アリア』 於・シネマライズ渋谷

『アリア』 於・シネマライズ渋谷

『アリア』 於・シネマライズ渋谷   1988年1月5日(火曜日)   プロデューサーのJ.ボイドが十人の監督に依頼して制作したオムニバス映画。実質的には九つのアリアに基づいた短編とそれを繋いでゆく狂言廻しとしての道化師(ジョン・ハート)の部分で構成される。『アリア』を一つのまとまった映画と...

『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』

『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』

『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』   1986年4月12日   ナレイションと音楽にドラマの進行を殆ど委ねている割には、音響が良くない、A.V. のAの方が余り良くなかった。多分、劇場のPAの貧弱さも有るのだろう。そのために例えば「マタイ」の冒頭の二重合唱を全曲聞く所では、かなり忍耐が...

ヴィクトル・エリセ『エル・スール』『ミツバチのささやき』

ヴィクトル・エリセ『エル・スール』『ミツバチのささやき』

ヴィクトル・エリセ『エル・スール』『ミツバチのささやき』   1986年4月11日   『エル・スール』 (南へ):作家にはそれぞれに自分の表現したい切実なモティーフがある、しかしいうまでもないが、作品にそれがダイレクトに反映したからといって、それによって作品が成功するとは限らない。又作品...

I.ベルイマン『秋のソナタ』

I.ベルイマン『秋のソナタ』

I.ベルイマン『秋のソナタ』   1981年10月26日   日常性の中にあるドラマではなく、日常性という場を劇的空間としての極限にまで引き上げた映画である。 映画はベルイマンにとって必ずしも純粋に映画である必要はない。演劇的な語り口はかなり明瞭で、プロットの進行は戯曲をそのまま映画にしたよ...

F.フェリーニ『道化師』『オーケストラ・リハーサル』

F.フェリーニ『道化師』『オーケストラ・リハーサル』

F.フェリーニ『道化師』『オーケストラ・リハーサル』   1981年6月12日   『道化師』 サーカスの人を引きつける力、あらゆる事柄のモデル。「見世物」とは日常生活の中の典型を観せることなのかもしれない。モデルは身近にある。といっても何を、どのようにしてモデルとしてとり出すか、その方法...

ロマン・ポランスキー、ナスターシャ・キンスキー『テス』

ロマン・ポランスキー、ナスターシャ・キンスキー『テス』

ロマン・ポランスキー、ナスターシャ・キンスキー『テス』 1981年5月29日   都市のような人工的な環境の中でのみ暮らすものにとって、自分の周囲が人間の尺度によってわい少化された箱庭の世界であるということに気付くことはない。T. ハーディーの原作がどうであれ、ポランスキーの『テス』では風景が映像の中で...

小津安二郎に関するrandamな十一章 …「彼岸花」を中心とした…

小津安二郎に関するrandamな十一章 …「彼岸花」を中心とした…

小津安二郎に関するrandamな十一章 …「彼岸花」を中心とした… 1. 小津安二郎の映画は儀式(結婚、あるいは死)を起点として展開していく。結婚(あるい は死)が人の一生の中での最大のドラマであるとすれば、彼の映画程ドラマティックな映 画は無いかもしれない。だが実際には人の一生、またその日常生活の中で行わ...

堀越隆一公式サイト 作曲家、堀越隆一の公式サイト。1976年のデビュー以降、数々の作品を発表する傍ら、編曲、指揮、評論を始め、後進育成の為のアルエム弦楽合奏団の設立、音楽を愛する人に最良の空間を提供するすみだチェリーホールの運営など多岐に渡る活動を展開。最新の活動情報、チケットや楽譜の販売など、随時更新していますので、ぜひお立寄り下さい。

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