堀越隆一公式サイト 作曲家、堀越隆一の公式サイト。1976年のデビュー以降、数々の作品を発表する傍ら、編曲、指揮、評論を始め、後進育成の為のアルエム弦楽合奏団の設立、音楽を愛する人に最良の空間を提供するすみだチェリーホールの運営など多岐に渡る活動を展開。最新の活動情報、チケットや楽譜の販売など、随時更新していますので、ぜひお立寄り下さい。

弦楽器奏者で (チャーリーとチョコレート工場)

弦楽器奏者で 

 

ベスト10を挙げろと言われたら、僕の場合文句なしにジョルディ・サヴァールJordi Savall を入れる.筆頭かどうかは分からないが、ベスト5といわれてもこれは変わらない。音楽家としても同じで彼の主催するエスペリオンXXI(創立当時はXXだった)、ソリストとしての活動、指揮者としての活動には可能な限り注目して来た。そのエスペリオンXXIのコンサートがこの日曜日に武蔵野市民文化会館小ホールであった。これはもう行くっきゃない!博覧会の一環で招聘されたらしいが「愛・地球博」さまさまである。このホールは小ホールだがパイプオルガンも設置され、豊かなホールエコーもあり、弦や古楽器にはうってつけのホールだ。
余談だが、実は前日の24日土曜日にアルエム弦楽合奏団 とこのホールで本番をやってきた。バルトーク等いつものレパートリーの他に、尺八の矢下勇厳さんとの共演で日本民謡や「五木の子守唄」を尺八のソロと弦楽合奏に編曲して演奏した。矢下先生は演奏も力強く、終演後にお年が70歳だと聞いて本当に驚いてしまった。アルエムにとってレパートリーを広げるとても良い機会を与えてもらった。 

 

そんな訳でこの25日の日曜は本当に珍しいことに夫婦共々丸一日オフになり、観客として武蔵野にコンサートを聴きに行った。僕はこの団体で大好きなのはパーカッションのペドロ・エスティヴァンで多分この人の演奏を聞いていなかったらこんなに古楽に興味を持たなかったかもしれない。まあそれとは別にサヴァールのガンバ自体は僕にとってマイフェイバリットではあるのだが、今回は「セファルディのロマンス(抜粋)」等比較的ポピュラーな曲がプログラミングされとても楽しい演奏会になっていた。来日直前にガンバ(バス)のメンバーが逝去されたということで、代わりに平尾雅子さんが演奏していた。さすがにサヴァールも他のメンバーも年をとったなあと思ったが、演奏が始まると音楽をする歓びとそれを観客とともに共有しようとするエスペリオンXXIの意志(力?)が会場にあふれ、日曜の昼下がり幸福な時間が過ごせた。
 
この日はマチネーだったので、夕方からは何とかロードショー中に観たいと思っていた念願(?)のチャーリーとチョコレート工場を家族で見に行った。ティム・バートンは去年の『ビッグ・フィッシュ」と「スリーピーホロウ」が僕にとってはマイフェイバリッツだったが(あと忘れていけない「ビートルジュース」!)「チャーリー」はそれに輪をかけて面白かった。結局作家は処女作にもどるのかなあとも思ったが、これについてはまた機会をあらためて書いてみたい。 

Posted: 月 – 9月 26, 2005 at 10:41 午後   最新情報とBlog日(?)記   Blog日記   Previous   Next   Feedback  

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