プーランクがゲイだった 2005.10.03 音楽文学古い覚書 プーランクがゲイだった ということは、この本(村上春樹「東京奇譚」 )を読んで始めて知った。別にバイであろうと、ホモであろうとその作曲家の書いた作品の価値がかわる訳でないし、また知ったからといって作品に対して音楽的に何か新たな視点を得られるとは思わない。音楽史的に公認(?)されているチャイ... 詳しくはこちら
そうなければならぬ(ES MUSS SEIN!)・・・のか? 2005.09.16 音楽文学映画古い覚書 そうなければならぬ(ES MUSS SEIN!)・・・のか? 孫引きで恐縮だが、カート・ヴォネガットJr.によると作家はゴリゴリ型とスイスイ型の二つのタイプに分類出来るそうだ。スイスイ型は、まず出たとこまかせに、思いのままをスイスイ書いて行く。一方ゴリゴリ型は一度にワン・センテンスずつ書き... 詳しくはこちら
スタンリイ・エリンの 2005.01.17 文学古い覚書 スタンリイ・エリンの ああ、なんということだろう。このくそ忙しいときにスタンリイ・エリンの短編集「最後の一壜」を買ってしまった。読み出すともうやめられない・・・と1月17日の時点でここまで書いて中断しているうちに時は過ぎ、3月のコンサートの編曲が大体終わり、さて作曲にとりかかろうとしたら、... 詳しくはこちら
吉本ばなな『キッチン』 1989.12.17 文学古い覚書 吉本ばなな『キッチン』 1989年12月17日 吉本ばなな『キッチン』その他を読む。身体の生理感覚がそのまま文章になっている。まあでも読みやすいことはいい事なのだ。感覚的にすっと入っていけることが無条件の前提になり,そこで内容が高度であることで芸術作品としての第一義的な必要条件が成立する。時流に迎合... 詳しくはこちら
P.K.ディック『去年を待ちながら』 1989.05.17 文学古い覚書 P.K.ディック『去年を待ちながら』 1989年5月17日 未来は現在(過去の)選択によって様々な有り様をしめす。また過去も同じ様にパラレルに存在する。今私達の居る世界はその中の一つ(one of them ) であってそれは、私達自身の選択によって選ばれたものだ。この作品でのディックの世界観は〔世... 詳しくはこちら
「倒錯の森」について 1975.10.14 評論・原稿文学 「倒錯の森」について 庄司薫+植草甚一的な文体で一つの小説の書評を書いてみようという実験をしてみました。果 たしてそれが成功しているかどうかは読者の判断に任せたいと思います。 なおこのような事を試みて見ようと思った理由の一つに庄司薫の作品に対するサリンジャーの 影響(ことに「赤頭巾ちゃん気をつけて」に... 詳しくはこちら