堀越隆一公式サイト 作曲家、堀越隆一の公式サイト。1976年のデビュー以降、数々の作品を発表する傍ら、編曲、指揮、評論を始め、後進育成の為のアルエム弦楽合奏団の設立、音楽を愛する人に最良の空間を提供するすみだチェリーホールの運営など多岐に渡る活動を展開。最新の活動情報、チケットや楽譜の販売など、随時更新していますので、ぜひお立寄り下さい。

アルエム弦楽合奏団 第12回定期演奏会

 

 

 

program

 

モーツアルト Mozart

ディヴェルティメント 変ロ長調  K.137

1楽章:Andante. 

 第2楽章:Allegro di molto 

 第3楽章:Allegro assai.

 

 中山 晋平・童歌/堀越 隆一

三つのわらべうた

 

  神奈川民謡/堀越 隆一 i

いかとり唄 

ヴィオラ独奏:堀越 みちこ

 

M.ジャクソン/堀越 隆一

スムーズ・クリミナル 

 

休憩

 

 チャイコフスキーTchaikovsky

弦楽セレナーデ

1楽章:Andante non troppo – Allegro Moderato. 

 第2楽章:Moderato (Tempo di valse). 

 第3楽章:Larghetto elegiaco.

 第4楽章:Andante – Allegro con spirito .

 

アルエム弦楽合奏団

指揮:堀越 隆一

 

 

アルエム弦楽合奏団*印は指導者

 

ヴァイオリン

赤城 由梨 秋友 龍馬 潮 亮太郎 大町 優佳 斉藤 知子

斉藤 なづな 須崎 陸生 須崎 苑子 田中 文乃 中川 潤 

中野 惟子 林 桃子 本多 和奏 本多 菜穂子

  響子/賛助 杉山亮佑/OB 吉澤 知花/OG 

 

ヴィオラ

織裳 桃子 田中 容子 堀越 みちこ 冨田 恭子/賛助

 

チェロ

真紀子  留美 小澤 和子/賛助 小澤 綾介/賛助

 

コントラバス

甲斐沢 俊昭/賛助

 

 

プログラムノート曲目解説 /堀越 隆一

 

アイネ·クライネ·ナハトムジーク モーツアルト

Eine Kleine Nachtmusik

 

ディヴェルティメント 変ロ長調 K137 モーツアルト

 K.136~138までの三曲のディヴェルティメントは,モーツァルトが16歳の年にザルツブルクで書かれています。いずれも弦楽合奏または弦楽四部のスタイルでメヌエットなしの3つの楽章で構成されています。ディヴェルティメントは通常もっと楽章数が多いので、そのために若い頃のモーツアルトが後で交響曲にする予定(準備)のために書いたのではないかとも言われているようです。

 今日演奏するこの変ロ長調のディヴェルティメントはゆったりとしたAndanteで始まります。優雅な雰囲気の中にも複数のモティーフが絡み合う密度の濃い音楽が流れ、後半の二つの楽章とのバランスから考えてもとびぬけて濃い内容の楽章になっています。2楽章では一転して急速な楽章になり、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの掛け合いはまるで子供がいたずらをしながら遊び回っているような楽しい音楽です。第3楽章は三拍子の快活な舞曲です。後半の二曲は短い楽章ですがその中には様々な要素が詰め込まれています。

 

 

三つのわらべうた 中山 晋平・童歌//堀越 隆一 編

 古くから歌い継がれてきたわらべうたから ずいずいずっころばし、かごめかごめ、そして証城寺の狸囃子の三曲をメドレーにして弦楽合奏に編曲しました。証城寺の狸囃子のみが作詞:野口雨情、作曲:中山晋平の楽曲です。

   

 

いかとり唄 神奈川民謡/堀越 隆一

 神奈川県民謡。アルエム弦楽合奏団が尺八奏者の矢下勇厳さんの伴奏するために日本民謡を何曲か編曲したうちの一曲です。のちに合奏団のみで演奏出来るようソロをヴィオラにして以後色々な場所で演奏しています。編成はヴィオラの独奏と弦楽合奏の伴奏です。歌詞は子守唄のようで、日本民謡としては珍しい陽旋法の曲調です

 

スムーズ・クリミナル M. ジャクソン/堀越 隆一

 1988年にリリースされたマイケル・ジャクソンのシングル。1987年のアルバム『バッド』からの7枚目のシングル・カットです。ビルボード誌では、1989114日に週間ランキング最高位の第7位を獲得。ビルボード誌1989年度年間ランキングでは第98位。スペイン、ベルギー、デンマークでは週間チャート第1位を獲得しました。ツアーでのパフォーマンスでも定番の曲であり、ショートフィルムそのままのダンスと傾きを披露します。2001年エイリアンアントファームによりカバーされ、全米ビルボードチャート1位に輝いています。

 

弦楽セレナーデ チャイコフスキー

 チャイコフスキーが1880年に作曲した弦楽オーケストラのための作品。彼の代表作の一つであり、また弦楽合奏の主要なレパートリーとして広く親しまれています。

 ハ長調であるにも関わらずイ短調の主和音で開始されるきわめて印象深い冒頭の重厚な序奏(Andante non troppo)の後、その序奏の雰囲気を引き継いだ第一主題(Allegro Moderato)と、軽快な第二主題からなる提示部に入ります。展開部を省略してリピートするような形で再現部を始めるというユニークな書法をとり、コーダで冒頭の序奏主題が再現されて終始します。

各楽章の速度指定の部分には副題的な表記がされていて第1楽章ではPezzo in Forma di sonatina/ソナチネ形式の小品と記されています。

 第2楽章は3/4拍子のワルツです。ソナタや交響曲の楽章にワルツを用いることは、チャイコフスキーのよく用いる手法ですが、この楽章も例外ではありません。ヴァイオリンが奏でるワルツの旋律は恋人たちが楽しく踊っている情景を彷彿とさせます。

 Elegie/エレジー「哀歌」と書かれた第3楽章は静かで印象的な序奏に始まり主部のピチカートの伴奏に乗って歌われる主題が様々な声部で歌われます。主部は長調で描かれていますがメランコリックな序奏とコーダに挟まれることでそれが回想的なものであることが暗示されています。その後倍音で奏される終止和音から、直接第4楽章に繋がれます。

 終曲の第4楽章はFinale (Tema russo)/ロシアの主題によるフィナーレとあるように、序奏、主部の両主題はロシア民謡を基盤としています。コーダの直前で第1楽章の冒頭部分が再現され、一気にコーダへとなだれ込みます。

 

 

アルエム弦楽合奏団

Ensemble ArtAim)は、子供達に音楽を通して

人の役に立つことの喜びを知ってほしいという願いから、2003年に結成されました。アンサンブル技術の向上と、音楽を通じてのボランティア活動を柱にして活動をしています。地域でのボランティアコンサートや聖路加国際病院トイスラーホール主催のコンサート、2004年より東京ディズニーランド・ミュージックフェスティバルへのほぼ毎年参加、2007年から20143月まで八王子のあったかホールを拠点にして定期的にロビーコンサートを開催、また20141月サントリーホールで開催されたチャイルド・エイド・アジア2014には唯一の合奏団体として選ばれて参加する等、多様なコンサート、行事に参加出演しています。

 

指導者

堀越 隆一:ミュージックディレクター

作曲家、指揮者 1949年東京に生まれる。明治大学政治経済学部を卒業後、東京芸術大学作曲科に学び同大学院を修了。1976年『CORROSION-by Pianist』で作曲家としてデビュー。以後作品を書き続る傍らで編曲、指揮、評論、コンサートの企画・運営など多岐にわたる音楽活動を内外で展開し現在にいたっている。 1985年から2008年にわたって開催された日本カール・レーヴェ協会主催「カール・レーヴェ全歌曲連続演奏会」ではレーヴェの全バラードとリート(ほぼ600曲!)の作品分析を単独で担当した。ヴァイオリニストの堀越みちこと200012月より、作品展とリサイタルを兼ねた企画コンサート「個展・リサイタル」を開始。 2003年子供達やアマチュア音楽家、学生を対象にボランティア活動と合奏アンサンブルの技術普及を目的としてアルエム弦楽合奏団を設立する。様々な楽器による編曲集、教本など著書多数。指揮者としても学生・社会人オーケストラ、各種アンサンブルの指導・育成に力を入れている。

 

堀越 みちこ:アンサンブルディレクター

ヴァイオリニスト 東京に生まれる。4才よりヴァイオリンを始め、洗足学園大学音楽学部及び同学専攻科、ベルリン国立芸術大学(国際教育協会よりの給費留学)を卒業。76年のカラヤン財団青少年オーケストラ・コンクールでカラヤンの指揮するインターナショナル・オーケストラのコンサートミストレスに抜擢。以後欧州各地の音楽祭に積極的に参加。 帰国後はヴィオラ奏者としても活動の幅を広げ、FM放送や内外の音楽祭、コンサートで活発な演奏活動を行なう。93年ソリストとしてタタール国際室内楽フェスティバルに参加した翌年、日本の音楽家として始めてコストロマ市の国際現代音楽祭へ招かれ絶賛を博す。 2010年よりバイオリンセレクトライブラリーシリーズ(株式会社オンキョウパブリッシュ)で堀越隆一編曲作品のヴァイオリンパート監修を担当し、現在好評発売中。一般社団法日本弦楽指導者協会関東支部理事、公益社団法人日本演奏連盟会員、洗足学園音楽大学講師かがわジュニア・ニューフィルハーモニック・オーケストラ (KJO)指導者、明星学苑ジュニアオーケストラ・トレーナー

 

斎藤 知子:ヴァイオリン、アンサンブル

洗足学園大学音楽学部にて磯恒男氏、堀越みちこ氏に師事。1992年 日本クラシックコンクルール入賞/1995年 ヨーロッハ゜JAPANWEEK参加出演/2001年 渋谷交響楽団コンサートマスターを務める

 一般社団法人日本弦楽指導協会会員 洗足学園音楽大学附属音楽教室講師 明星学苑ジュニアオーケストラトレーナー

 

本多 菜穂子:ヴァイオリン、ヴィオラ、アンサンブル

洗足学園音楽大学卒業 後進の指導と共に四重奏等で演奏活動を行っている。2005年より2012年まで自身で企画、構成した「母と子のためのバースデーコンサート」開催。磯恒男、堀越みちこ各氏に師事。

洗足学園音楽大学附属音楽教室非常勤講師洗足学園中学高等学校音楽授業助手 明星学苑ジュニアオーケストラトレーナー 一般社団法人日本弦楽指導協会会員

 

真紀子:チェロ、アンサンブル

15才よりチェロをはじめ、洗足学園音楽大学弦楽器科卒業。チェロを藤井晃氏に師事。卒業後、クラウス・シュトルク教授のレッスンを受ける。東京フィルハーモニィ管弦楽団、東京交響楽団、神奈川フィルハーモニィ管弦楽団に客演、またミュージカルなどで演奏活動を行う。
一般社団法人日本弦楽指導協会常任理事 洗足学園音楽教室講師

 

桃子:ヴァイオリン、アンサンブル

神奈川県出身。3歳よりヴァイオリンを始める。洗足学園音楽大学弦楽器コースヴァイオリン専攻、及び同院音楽研究科卒業。在学中前田記念奨学金を授与。第31回全日本ジュニアクラシックコンクール第4位。第29回日本クラシック音楽コンクール大学生の部全国大会入選。第7回、8回音楽大学オーケストラ・フェスティバルに参加。これまでにヴァイオリンを堀越みちこ、渡邉ゆづき、ヴィオラを古川原裕仁、安藤裕子、室内楽を安永徹、市野あゆみ、羽川真介、古川原裕仁、大野かおる、川原千真の各氏に師事。

 

本多 和奏:ヴァイオリン、アンサンブル

神奈川県出身。5歳よりヴァイオリンを始める。桐朋女子高等学校音楽科(共学)を経て、桐朋学園大学音楽学部ヴァイオリン専攻を卒業。大学在学中、成績優秀者によるStudent’s Concertに出演。

ヴァイオリンを磯恒男、石井志都子、室内楽を有田千代子、有田正広、伊藤亮太郎、Emmanuel Girardの各氏に師事。

 

 

関連情報

堀越隆一公式サイト

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作曲家、堀越隆一の公式サイト。1976年のデビュー以降、数々の作品を発表する傍ら、編曲、指揮、評論を始め、後進育成の為のアルエム弦楽合奏団の設立、音楽を愛する人に最良の空間を提供するすみだチェリーホールの運営など多岐に渡る活動を展開。最新の活動情報、チケットや楽譜の販売など、随時更新していますので、ぜひお立寄り下さい。

屋号 堀越隆一
住所 〒130-0021 東京都墨田区緑3-19-5-103
電話番号 03-5669-0393
営業時間 10:00~17:00
代表者名 堀越 隆一(ホリコシ リュウイチ)
E-mail info@horikoshiryuichi.com

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10:00〜17:00(不定休)