アルエム弦楽合奏団 第四回定期演奏会
アルエム弦楽合奏団
第四回定期演奏会
2010年3月28日(4)/東京オペラシティーリサイタルホール
program
堀越 隆一 作曲
マスクとシチリア舞曲
モーツァルト 作曲/堀越 隆一 編曲
踊れ喜べ汝幸いなる魂よ
第一部:アリア
第二部:レチタティーヴォとアリア
第三部:終曲〈アレルヤ〉
M.ロドリゲス 作曲/堀越 隆一 編曲
ラ・クンパルシータ
J.ドッド作曲 /堀越 隆一 編曲
ミッキーマウス・マーチ
シャーマン 作曲/堀越 隆一 編曲
イッツ・ア・スモールワールド
チャイコフスキー 作曲
弦楽のためのセレナーデ
第1楽章:ソナチネ形式の小品
第2楽章:ワルツ
第3楽章:エレジー
第4楽章:ロシアの主題によるフィナーレ
アルエム弦楽合奏団
ソプラノ:榎戸 邦子
指揮:堀越 隆一
堀越 隆一 /Music Director
堀越 みちこ /Ensemble Director
斉藤 知子 幅 真紀子 本多 菜穂子/Ensemble Leader 織裳 桃子 /Ensemble Staff
榎戸 邦慶 岡島 媛花 織裳 桃子 桑野 未衣
腰高 多恵 斉藤 知子 佐藤 七海 砂原 千聡
竹田 朱音 中根 万里 鍋島 百歌 林 桃子
樋口 紗衣梨 堀 真亜菜 本多 菜穂子 本多 和奏 前田 明日香 吉澤 知花 磯 響子(賛助)/violin
堀越みちこ 中川ちえり 秀川みずえ(賛助) /viola
穴田 貴也 田中 優一 中間 結理 幅 真紀子
堀越 晨裕/cello
矢内 陽子(賛助)/c-bass
プログラムノート曲目解説
マスクとシチリア舞曲
長女の発表会のために書いたピアノ曲から弦楽合奏用に編曲して合奏団のコンサートのオープニングテーマとして演奏している曲です。賑やかなマスク(仮面劇)と哀愁を含んだシチリア舞曲の二曲が続けて演奏されます
モテット 踊れ喜べ汝幸いなる魂よ K.158a
モーツァルトがミラノで作曲した3つの部分で構成されたモテットです。当時のオペラの作風を取り入れ、二つのアリアにはソプラノの華麗なカデンツァがつけられています。 終曲の第3部 “アレルヤ”は第2部の歌詞の結びの句である“アレルヤ”という一語のみで構成され、このモテットを最も有名にしている部分です。
歌詞 Ⅰ アリア
踊れ、喜びなさい。
おお、幸いな魂であるあなた方よ、
美しい音楽を奏でなさい。
あなた方の音楽に応えて
(幸いな魂が)私と共に天上を讃えんことを。
Ⅱ レチタティーヴォとアリア
<レチタティーヴォ>
わが女友達である太陽は輝く、
すでに雲と嵐は逃げ去った。
予期しない正義による平和がやって来た。
<アリア>
それまでは何処もかもまっ暗な夜が支配していた。
さあ、喜びのうちに立ち上がりなさい。
今まであなた方は恐れていた。
歓喜あふれる幸運の夜明けに、
百合でいっぱいの右手を差し出しなさい。
あなたは聖なるおとめとしての冠を受け、
我らに平安を与えて下さる方です。
病む心をいやすことを望まれる方です。
Ⅲ 終曲
アレルヤ(神をほめたたえよ)
アリア
レチタティーヴォとアリア
終曲〈アレルヤ〉
ラ・クンパルシータ
ウルグアイのマトス・ロドリゲス(Matos Rodríguez)が作曲した、アルゼンチン・タンゴを代表する楽曲です。タンゴ楽団のアルバムやコンサートでは必ずと言ってよいほど演奏され、常に世界のどこかで必ず演奏されているという伝説もあるほど、最も有名なタンゴの一つです。
ミッキーマウス・マーチ
1955年から1996年までアメリカで放送されていた子供向け番組「ミッキーマウス・クラブ(Mickey Mouse Club)」のテーマソング。アルエム・バージョンの編曲ではおなじみの童謡きらきら星のメロディーと組み合わされたアレンジになっています。
イッツ・ア・スモールワールド
ディズニーランドのアトラクションで有名な It’s a small world (イッツ・ア・スモールワールド) のテーマソングです。なかでは世界中の言語で歌われていますね。
弦楽セレナーデ ハ長調 作品48
チャイコフスキーが1880年に作曲した弦楽オーケストラのための作品。彼の代表作の一つであり、また弦楽合奏の主要なレパートリーとして広く親しまれています。
第1楽章:展開部を欠くソナタ形式。 イ短調の主和音で開始されるきわめて印象深い冒頭の重厚な序奏(Andante non troppo)の後、序奏の雰囲気を引き継いだ、第一主題(Allegro Moderato)と、軽やかな第二主題からなる提示部に入ります。提示部をリピートするような形で再現部を始めるというユニークな書法をとり、コーダで冒頭の序奏主題が再現されます。
第2楽章:Waltz; Moderato (Tempo di valse) ソナタや交響曲の楽章にワルツを用いることは、チャイコフスキーのよく用いる手法ですが、この楽章も例外ではありません。ワルツのリズムに乗って、第1ヴァイオリンが奏するメロディーは親しみやすく、有名です。
第3楽章:Elegie; Larghetto elegiaco エレジー「哀歌」と題されています。静かで印象的な序奏に始まり、3連符のリズムに乗って、主題が様々な声部で歌われた後。序奏が再び再現され倍音で奏される終止和音から、直接第4楽章に繋がれます。
第4楽章:Finale (Tema russo); Andante – Allegro con spirito 終曲は「ロシアの主題によるフィナーレ」とあるように、序奏、主部の両主題はロシア民謡を基盤としています。コーダの直前に第1楽章の序奏主題が再現され、一気にコーダへとなだれ込みます。
第1楽章:ソナチネ形式の小品(前半)
第1楽章(後半)・第2楽章:ワルツ
第3楽章:エレジー
第4楽章:ロシアの主題によるフィナーレ
アルエム弦楽合奏団とは
2003年の4月に作曲家の堀越隆一とヴァイオリニストの堀越みちこによって子供達に音楽を通して人の役に立つことの喜びを知ってほしいという願いから結成された弦楽合奏団です。合奏団の名前アルエムArtAimは、Art(芸術、専門的な技術、技芸)とAim(狙いをつける、目指す、志す)という二つの単語を組み合わせてできています。これは音楽と演奏に対する二人の姿勢をしめしています。アンサンブルの技術の向上と、音楽を通じてのボランティア活動を柱に活動をおこない、これまでに地域でのボランティアコンサートや聖路加国際病院トイスラーホール主催のコンサートへの出演、また2004年からほぼ毎年、東京ディズニーランド・ミュージックフェスティバルへ参加をしています。企画コンサート「堀越隆一・みちこ 個展・リサイタル」等への出演も行い、2007年からは八王子のあったかホールを拠点にして定期的にロビーコンサートを開催しています。
ミュージックディレクター:堀越 隆一
作曲家、指揮者 中学時代に学校の吹奏楽班に入部させられたのがきっかけでクラシックと現代の音楽に興味をもちピアノを習いはじめる 明治大学政治経済学部を卒業後 1975年東京芸術大学作曲科に入学し1983年同院を修了 以後作品を書き続る傍ら編曲、指揮、評論、コンサートの企画・運営など多岐にわたる音楽活動を内外で展開し現在にいたっている 1985年に始まった「カール・レーヴェ全歌曲連続演奏会」(日本カール・レーヴェ協会主催)では全バラードと歌曲の作品分析を単独で担当ヴァイオリニストの堀越みちこと共に2000年12月より、作品展とリサイタルを兼ねた企画コンサート「個展・リサイタル」を開始 社団法人日本作曲家協議会理事 日本・ロシア音楽家協会 運営委員 公式ホームページ www.horikoshiryuichi.com
アンサンブルディレクター:堀越 みちこ
ヴァイオリニスト 東京に生まれる。4才よりヴァイオリンを始め、洗足学園大学音楽学部及び同学専攻科、ベルリン国立芸術大学(国際教育協会よりの給費留学)を卒業。磯恒夫、ハンス・バスティアーンの各氏に師事。76年のカラヤン財団青少年オーケストラ・コンクールでカラヤンの指揮するインターナショナル・オーケストラのコンサートミストレスに抜擢。以後欧州各地の音楽祭に積極的に参加。 帰国後はヴィオラ奏者としても活動の幅を広げ、活発な演奏活動を行なう。93年ソリストとしてタタール国際室内楽フェスティバルに参加し翌年、日本の音楽家として始めてコストロマ市の国際現代音楽祭へ招かれ絶賛を博す。アルエム弦楽合奏団アンサンブルディレクター日本弦楽指導者協会 関東支部常任理事、社団法人日本演奏連盟会員、洗足学園音楽大学講師、かがわジュニア・ニューフィルハーモニック・オーケストラ(KJO)指導者、明星学苑ジュニアオーケストラ・トレーナー
客演:榎戸 邦子
ソプラノ 洗足学園大学音楽学部声楽科卒業。ソプラノ 同大学専攻科及びマスタークラス(中山悌一教授)修了。 現在 洗足学
園音楽大学 非常勤講師 主に日本歌曲、ドイツ歌曲を中心に独唱会、ジョイントリサイタル、病院等においてのボランティアコンサート等の演奏活動を行っている。
アンサンブルリーダー: 齋藤 知子 本多 菜穂子 幅 真紀子
アンサンブルスタッフ・インスペクター:織裳 桃子
ヴァイオリン:安倍 誼美 大迫 思惟 織裳 桃子 笠原 美沙 桑野 未衣 腰高 多恵 古山 玲 齋藤 知子 齋藤 なづな 佐藤 七海 高橋 柚香 竹田 朱音 田崎 真那佳 徳丸 佳吾 徳丸 舞 豊島 由子 鍋島 百歌 鍋島 優歌 橋本 桃子 林 桃子 堀 真亜菜 本多 菜穂子 本多 和奏 前田 明日香
水口 ひなた 村田 哲彦 山本 苑子 吉澤 知花 吉武 希
米田 翼 賛助/ 磯 響子 宮家 陽子
ヴィオラ: 中本 知子 堀越 みちこ 綿貫 静子 賛助/ 秀川 みずえ
チェロ: 田中 優一 中間 結理 幅 真紀子 堀越 晨裕
賛助/ 鈴木 和生
コントラバス:賛助/ 矢内 陽子
関連情報
堀越隆一公式サイト
作曲家、堀越隆一の公式サイト。1976年のデビュー以降、数々の作品を発表する傍ら、編曲、指揮、評論を始め、後進育成の為のアルエム弦楽合奏団の設立、音楽を愛する人に最良の空間を提供するすみだチェリーホールの運営など多岐に渡る活動を展開。最新の活動情報、チケットや楽譜の販売など、随時更新していますので、ぜひお立寄り下さい。
屋号 | 堀越隆一 |
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住所 | 〒130-0021 東京都墨田区緑3-19-5-103 |
電話番号 | 080-6552-3195 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
代表者名 | 堀越 隆一(ホリコシ リュウイチ) |
info@horikoshiryuichi.com | |