アイネ・クライネ・ナハトムジークに著作権?
モーツアルトに著作権があった
事件(?)は4年前に遡る。SoundCloudにアルエム弦楽合奏団の2015年定期演奏会音源をアップしようとしていたとき事件はおこった。
今もそれほど変わらないが、この頃はYouTubeも含め全て何もわからずに検索をしながら手探りでやっていた。そんなやり方でも作業は順調に進んでアイネ・クライネ・ナハトムジークも問題なく全楽章アップ出来、さあ編集という段階で何故か第2楽章がSoundCloudのサイトにアップされていない。そして通知が来ていることに気が付き読んでみて唖然とした。
当然、英文なので翻訳して読んでみると、
「あなたがアップした曲の著作権は、バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィル、CBS Sony(だったかな?)が所有していますのでアップできません」と書いてある。
他の3つの楽章は何故か抵触しないようで問題なくアップされているのも不思議なのだが。
この頃はクレームを英文で書いて相手とやり取りするなんて経験もなかったので、一瞬パニックに陥った。
でも明らかに向こうのほうがおかしい(勘違いしている)ので、そのときも何とか英語で抗議したが、説明がうまく出来なかったのでやはり駄目だという返事が来た。
当時は、それ以上の英語でのやり取りは自分の語学力では無理だったので諦めて現在に至っていた。
調べてみたら運営サイトはドイツにある
何とSoundCloudの運営サイトはベルリンにあるらしい。アメリカの会社じゃなくて。ドイツにあるんならいくらなんでもいずれ分かるだろう
-モーツアルトのアイネクライネのそれも2楽章だけが著作権がある!-
と思って、こちらもそのまま放置していた。
昨年、自分のホームページもリニューアルし
その過程の中で、アルエムの定期演奏会の演奏動画もアップして聞いてもらえるようにしていく過程で、この2015年定期で演奏した2楽章のことを思い出した。
SoundCloudもしばらく使っていなかったので、やり方をすっかり忘れてしまっていた。でもあちらさんもどうなっているかと思ってやてみると、無事アップできた。
と思ったら
今度はThe Royal Philharmonic Orchestraが権利を持っているのでアップできないということらしい。今回もなぜか他の三楽章に関しては何も言われない。
こちらもネットをやりながら色々経験もつんできたので、今回は同時翻訳ツールを使って反論を書いた。主張した内容は、
・モーツアルトの作品は現時点では著作権はフリーだという言うこと(全作品の楽譜がモーツアルト財団によってネット上でオープンになっている)
・アップした演奏はThe Royal Philharmonic Orchestraの演奏ではなく、我々(アルエム弦楽合奏団)のライブ演奏であるということ
以上二点(むかしはこれが英文で書けなかった!)
数日後に返事が来た
要点は下記の通りで、無事にアップすることができた。
”• we’ve wrongly identified the track
- • we’ve correctly identified the track, but you have the rights to post this to SoundCloud – for example, because you are the copyright owner or have permission from the copyright owner(s).
If either of these things apply to you, tell us about it here:”
よかったら問題(笑)の演奏もお聞きください。
語学力は大切だなとつくづく感じた次第です。
アイネ・クライネ・ナハトムジーク第2楽章の自筆譜
堀越隆一公式サイト
作曲家、堀越隆一の公式サイト。1976年のデビュー以降、数々の作品を発表する傍ら、編曲、指揮、評論を始め、後進育成の為のアルエム弦楽合奏団の設立、音楽を愛する人に最良の空間を提供するすみだチェリーホールの運営など多岐に渡る活動を展開。最新の活動情報、チケットや楽譜の販売など、随時更新していますので、ぜひお立寄り下さい。
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