P.バーホーヴェン『トータルリコール』
P.バーホーヴェン『トータルリコール』
1991年2月8日
P.バーホーヴェン『トータルリコール』を観る。良くできた娯楽作品だが、期待していたほどではなかった。シュワルツネッガーも思ったほど演技も台詞も上手くなっていない。多分日本の映画だったら、このようなイントネーションでは主役はとれないだろう。これでもかというほどにアクションもドラマも盛り沢山なのだが、純粋なアメリカのメジャー映画にはないある種の屈折してたトーンがあり、それがこの映画にある種のアイロニーと哀感を与えそれがこの作品の特徴となっている。