アルエム弦楽合奏団

第三回定期演奏会

 

2008年5月3日(土)／かなっくホール

 

 

program

 

 

堀越 隆一　HORIKOSHI ryuichi

マスクとシチリア舞曲　Masque et Sicilienne

モーツアルト　w. a. MOZART

ディヴェルティメント k137　Divertimento K.137

モンティ/堀越 隆一編    v. MONTI/HORIKOSHI

チャルダーシュ　Csardás

ゴセック /堀越 隆一編　 f. j.GOSSEC /HORIKOSHI

ガボット　Gavotte

休憩

ベートーべン /堀越 隆一編 

l.v.BEETHOVEN /HORIKOSHI

弦楽四重奏曲 第４番ハ短調 ―弦楽合奏版―

String Quartet No.4  -stringorchestra version-

 

アルエム弦楽合奏団

指揮：堀越 隆一

 

堀越 隆一 /Music Director

堀越 みちこ /Ensemble Director

斉藤 知子 　幅 真紀子 　本多 菜穂子/Ensemble Leader 織裳 桃子 /Ensemble Staff

榎戸 邦慶　　岡島 媛花　織裳 桃子　　桑野 未衣　

腰高 多恵　　斉藤 知子　佐藤 七海　　砂原 千聡　

竹田 朱音　　中根 万里　鍋島 百歌　林 桃子　

樋口 紗衣梨　堀 真亜菜　本多 菜穂子　本多 和奏　前田 明日香　吉澤 知花　磯 響子(賛助)/violin

堀越みちこ　 中川ちえり 秀川みずえ(賛助） /viola

穴田 貴也　　田中 優一　中間 結理　　幅 真紀子　

堀越 晨裕/cello

矢内 陽子(賛助）/c-bass

 

 

プログラムノート曲目解説 

 

堀越隆一：マスクとシチリア舞曲

　子供のためのピアノ曲から弦楽合奏用に2007年に編曲　昨年からコンサートのオープニングテーマとして演奏しています

 

モーツアルト：ディヴェルティメント k137

　モーツァルトが16歳の時ザルツブルグで書き上げた三曲の弦楽のためのデイヴェルティメントの中の一曲で弦楽合奏で演奏される意外にも弦楽四重奏やコントラバスを加えた五重奏でも演奏されます　一般にはDdur.の第1番k136が有名ですが、今日演奏されるこのBdurの曲もそれに劣らぬ名曲です

 

第1楽章Andante、 第2楽章Allegro、第3楽章Allegro assai. の三つの楽章で構成されています　

 

モンティ/堀越 隆一編： チャルダーシュ

　「チャルダーシュ」とは“酒場風”という意味を持つハンガリー舞曲のことです　ヴァイオリンの独奏曲として知られていますが、原曲は作曲者自身が組織したマンドリン楽団のために作った曲のようです

本日は弦楽合奏に編曲したものを演奏します

 

ゴセック /堀越 隆一編：ガボット

　もともとは1786年に作曲された歌劇「ロジーヌ」のなかで演奏されたものですが、その愛らしいメロディがヴァイオリン用にアレンジされて人気を博しました　これも弦楽合奏でお聞き頂きます

 

 

ベートーべン /堀越 隆一編： 

弦楽四重奏曲 第４番ハ短調 ―弦楽合奏版―

　ベートーベンの初期の四重奏Op.18の六曲中で多分最も有名な作品　ベートーベンの作品中でもよく知られている曲の一つでもあります。本日は弦楽合奏による編曲で演奏しますが、ベートーベンの四重奏の弦楽合奏への編曲は第11番をG.マーラーが、また第12番から16番にもそれぞれよく知られたものが存在しますが、この第4番の弦楽合奏版はまだ誰もやっていないと思います　この名曲の新たな一面をお聞かせできるのではないかと思います

 

第1楽章はAllegro ma non tanto．4/4拍子、ハ短調のソナタ形式　第2楽章はAndante scherzoso quasi Allegretto． ハ長調、 3/8拍子で対位法的な導入で始まるソナタ形式で書かれている　第3楽章はメヌエットでr、Allegretto．ハ短調、

中間部のトリオは変イ長調　第4楽章はAllegro．ハ短調、2/2拍子、コーダを伴うロンド形式

 

堀越 隆一