アンサンブル

四絃のために iFor Four Strings

題名は4つの弦楽器、またはそこに張られた4本の弦Stringsのための音楽という意味です。弦楽四重奏という同族楽器間でのモノクロームな線の動きと明暗のみでひとつの物語を書くというのがこの曲のモチーフになっています。2008年の夏に作曲、僕なりにこのときに一番書きたかったものを書くことが出来たと思っています

アルエム弦楽四重奏団 1st violin:堀越 みちこ 2nd violin:本多 菜穂子 viola:宮家 陽子 cello:幅 真紀子

石の年代記写本

The Stone's Chronicle Codex

「石の年代記」は古くから多くの書物のなかに引用されているにも関わらず、その実在が証明できず幻の文献とされていた。アレクサンダー大王が東方遠征の時持ち帰ったとされるこの文献には、年代記とよばれる文章の他、多数の建物や調度品、楽器等の製作図面と楽譜の様なものが含まれている。この曲で僕は「年代記」の世界を音楽的に再構成しようとした。実証的な古い音楽の再現ではなく、そこに生活した人々の息吹きが感じられるような空間を再現できればと思った。2001年の秋Fl,Cl,Vn,Vc,Pf
という楽器編成で「写本」の中の10曲が完成。以後徐々に曲が増えて現在も進行中である。今回は2004年に書いたバラードを加えた全11曲で演奏される。解説に代えて各曲に曲順で短いコメントを述べてみると
1.序章:導入部(合奏)2.対話:賢人の対話(VnとVc)3.聖歌:朝の祈りの儀式の歌(Flソロ)4.舞曲:祭りの踊り(合奏)5.対話Ⅱ: 学者の対話(FlとCl)6.世俗的な歌: 街角で歌われる歌(Vn,Vc,Pf)7.間奏: または夜の音楽(合奏)8.対話Ⅲ:賢人たちの対話(合奏、Pfを除く )9.バラード:語り部が古い物語を語る(VnとVc)10.エレジー:死者たちからの遺された人々への慰安(Vcソロ、Pf伴奏)11.終章:序章の再現、写本の世界からの別れ(合奏)となる。

flute:姫本 さやか clarinet:大成 雅志 violin:堀越 みちこ cello:幅 真紀子 piano:中川 俊郎 楽譜:

古い塔の話 The Old Tower' Tale

吉澤実さんからの委嘱で2011年の秋に作曲したリコーダーアンサンブルのための組曲です。1. 街外れに古い塔があった 2. 中庭 3. 階段 4. 地下室  5. 階段  6.屋根裏部屋 の6曲で構成されています。
音源はリコーダーの多重録音で精力的に古今の作品をアップしているPapalinさんのブログ幻の音楽 Papalinからのリンクです。

幻の音楽 Papalin:http://grappa60.at.webry.info/201208/article_5.html

The Old Tower's Tale

木のような contrabass:溝入敬三、笠原勝二、吉野弘志、山本修  楽譜,CD:

ウィンドスケイプ flute:田中隆英 violin:堀越みち piano:中川俊郎  楽譜,CD: